2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧
書籍の中にいる人物にも、この私が今ありありと感じている意識の連続によって成り立っている現在・現実という時点があり、またかつ、それに直面し、対峙していた「時間」というものがあったのであろう。 ただ、この私の現在・現実というものが如何なる足場を…
# 憧れと、その対象とこの私の非同一性を根拠とした同一化の不可能さについて 偉人や周囲の人間に対して、憧憬の念を持ったり、そうありたいと願う人は多いだろう。 自分よりも承認されている人とそうではない私を比較した時に感じる差異によってよりそうあ…
世界を解体すること、が哲学の役割であるとすれば、私はその「解体」という概念をどのような意図で使用しているか、ということについて、今一度考えてみる必要があるだろう。 そして、世界をなるべくゆっくりと見回し、それ自体を描写、あるいは解体していく…