検証作業の定式化

ある要素が事態にどのような影響を及ぼしているのかを確認することについて考えた。

 

要素Cについて、事態Aと事態Bを考える。

事態Aでは要素Cが存在する。事態Bでは要素Cが存在しない。

この場合に、事態Aと事態Bの差異が要素Cに起因する、と結論付けることができる。

 

このように考えると、物事を検証するときには前提が必要であることが見えてくる。

 

つまり、要素の定義と、事態の区分(それは要素と依存関係にあるものとないものとして切り分けられる)が必要であることが前提となるだろう。

 

おそらく、このように明示的に記すことがなくても検証する作業は誰しもが感覚的に実行できるだろう。しかし私はすべての物事に対して再現性を持たせたいという欲望があり、それに影響されてこのような定式化という形をとってみた。

 

単純なことを難しく書いているようだが、わかるためにはこのような手続きを踏む必要があるように思う。できると分かるにはおおきな隔たりがある。それは双方向的なものであって、できるから説明できるわけではない。

 

逆に、説明できるからできるわけでもないのだが。基本的に私は双方を極力共通化(?)したいと思ってしまう。